10月23日 霜降 上高地の歩き方~考えない。2008年10月23日 (木)
私はもともと、「考えているようで考えていない」人です。
「考えていないようで考えている人」な時もたくさんありますが、森に入ると考えていない人になります。
つまりどういうことかというと、
「この木は何の木、これは何の花、このキノコは・・・この虫は・・・」
と、まったく考えないということです。
ただただ、五感に入るものを愛でる人であるのです。
NPGとしては、あまりよくないことでしょうけど。
世界に名前を付けたのは人間です。
自然があるがままそこに存在するとき、名前は持ちません。
むしろ、意思を交わせたなら、違う名を名乗るかもしれないのです。
私はそんな、人間が決めた定義を含まない、タイトルのない光景が好きです。
目にこころよい、美しい色と形。
耳に、体に響く音。匂い、味、温度。
頬や手のひら、足の裏に伝わる触感。
それは数限りなく、人間が追いきれないほどに多彩です。
それでも誰かに伝えたくて、共有したくて、どうにかこうにか工夫してしまうんですね、人間って・・・
機材なんかでは、到底再現しきれないのに。
でも自身がそういう生きものであることも、
「悪くはないんじゃない?」
って思ってしまうんですよね。
だって人間に生まれたから、こんな風に楽しむことを知っているのですもの。
*海月*
|2008年10月23日 08:20
この記事に対するトラックバックのURL:
http://npg-alps.net/bin/bg/mt-tb.cgi/1207



2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年






