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上高地節気

小暑 僕だけ興味津々~上高地の魚~

NPGではあまり顧みられることのない生き物たちがいる。

そう魚類である。

私が思うに上高地はサケ科の魚たちを誰でも簡単に観察できるフィールドである。

嗚呼、それなのに、それなのに・・・である。

誰も彼らを観ようとしない。

幸い、私は釣りを嗜むので(それも渓流釣りを)

彼らサケ科の皆さんを釣ったり、食べたりと幼少時から慣れ親しんできたのである。

私はNPG唯一の魚好きなのである。

 

そんな訳で今回は上高地の魚の話です。

上高地でいると思われる魚は以下の通りである。

在来種:イワナ

移入種:カワマス、ブラウントラウト、ニジマス、ヤマメ、アマゴ、

交雑種:ジャガートラウト(イワナ×カワマス)、タイガートラウト(ブラントラウト×イワナ)

(1998年 安曇村史)

 

本来、上高地にはイワナしかいなかったのである。それ以外は人間が放流したものである。

おかげでブラウントラウトやカワマスに在来のイワナはどんどん上流に追いやられていると言われている。

手元の資料で本格的な調査が行われたのも10年ほど前になるので、状況はさらに悪化しているかもしれない。

しかも、カワマスとイワナの交雑も観察されているので純血イワナの存在も危ぶまれているのだ。

由々しき事態なのである。

 

このうち、比較的によく見られるのがブラウントラウト、次いでカワマス、その次にイワナである。

さらに捕まえられてよく観察できるならジャガートラウトが続くのだと思う。(上高地は禁漁になって約30年)

それ以外の種はあまり見られないと言うか、資料がそう伝えているだけで私は見たことがない。

それではよく見られる3種を紹介しよう。

上高地でフィッシュウォッチングするなら

彼らの背中を見て判断するしかない。なかなか脇腹の模様を

観察させてくれないからだ。

 

 イワナ

イワナは基本的に白っぽい感じがし、

背中の模様も点々が淡い。

ブラウントラウト  

ブラウントラウトは点々の模様は二重円になる。

黒い斑点、オレンジ色の斑点ともにぼんやりと白い円が

囲んでいる形になる。 私の印象では3種の中で

一番黒っぽい背中をしているように感じる。

カワマス

カワマスはイワナに似るが背中の模様が

点々ではなく虫食い模様のように連なるのが特徴。

 

この簡単な特徴を頭にいれて上高地の魚を観てみると大正池~明神池間で

観られる魚はほとんどブラウントラウトやカワマスだという事に気づくと思う。

イワナは警戒心がとても強いのでそうそう我々の前に姿をさらす事はないのだ。

一度姿を見られるとその日はずっと隠れてしまい、餌も追わないと言われている。

その警戒心故に釣るのが難しいとされている訳なのである。

 

念の為に写真のイワナとブラウントラウトは梓川の解禁区で私が釣りあげたものである。

カワマスはウェストンレリーフ前の小川で撮影したもの。

実はウェストン前の小川は最も間近に魚を観察できる場所なのである。

魚を見たかったらウェストン前である。

ウェストン前はほぼカワマスである。

 

食べると

ちなみに食べるとイワナが断トツで美味しい。淡白だがうま味のある肉で生臭みもない。

それに比べブラウンなどは特有の臭みがあり、皮が厚く堅い。

私の経験上、みそ漬けにしてあげると美味しく頂ける。

 

先に書いたとおり外来種に元々いたイワナがいじめられている現状は

イワナファンにとって頂けないのである。

ブラックバスやブルーギルがあんなに問題になっているのに

日本でも有数の景勝地で国立公園の上高地で魚類の外来種対策がなんら打たれていないのは

本当におかしいと思うのである。

 

 

ガクでした。

|2009年07月07日 07:59

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コメント

イワナの危機、何とかしなくては大変な事になりますね!でも、ホテル夕食の定番メニューから焼きイワナを外すのは残念ですし・・・

サトウ | 2009年07月23日 11:07

サトウさん

コメントありがとうございます。外来種対策を魚まで広げればいいと思うんですよね。

琵琶湖とかみたいにブラックバスを名物に仕立ててしまうとか。

先日、槍沢(梓川上流部ですね)に行ってきましたが魚影が濃かったです。僕の見る限り全てイワナでした!!
いやぁ、興奮しましたね。

昔は全部ああだったのかと思うと感慨深いものがあります。

ガク | 2009年07月23日 13:34

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