寒露 僕だけ興味津々 ~葉裏の白~2009年10月08日 (木)
葉っぱは、緑色をしています。
…当たり前ですね。
光を浴びて栄養を作るのが、葉っぱの役割ですから。
緑色をしていないと、光合成ができません。
でも、陽のあたらない裏側は、別に緑じゃなくてもいいじゃないか!
…と、思ってのことかどうかは知りませんが、
けっこう多くの葉っぱが、裏側、白いんですよ。
そんな感じで今回は、私の大好きな
美しい「葉裏の白」達をご紹介します。
まず先陣を切るのはこちら、エゾノキヌヤナギ。

表は光沢のある、まさに緑色。対して裏側は…。
白いです。
このふわっとした白さ…素敵でしょ?
さて、上の写真でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが
「白い」と言っても、葉っぱの地の色はやっぱり緑色です。
こんな風に…

白い毛が生えているために、白く見えるものが多いのです。
この毛は、葉が虫に食べられたり、傷つくのを防ぐ
役割があると言われています。
なんでも、まだ軟らかい、若い葉っぱほど毛が多いんだとか。
葉っぱ自体が硬くなってくると、
もう毛で守る必要はなくなってくるんでしょうかね。
というわけで、若い葉っぱと古い葉っぱで
毛の生え具合を比べてみたいと思います!
使いますは、こちら↓

毎度おなじみ、シナノザサです。
これもやっぱり、裏側が若干白いんですよ。
上にある葉っぱが裏側、下にある葉っぱが表側です。
さて、新しい葉っぱは…。

こんな感じ。対して古い葉っぱは…。
こんな感じ。
う~ん…なんかよくわからないですねぇ。
でもこれ実は、触ると瞭然なんです。
古い葉っぱに比べると、
新しい葉っぱは圧倒的にふわふわです。
上高地に来たらぜひ、触ってみてください。
さて、葉っぱの紹介に戻りましょう。
続きましては、ノリクラアザミ。
見てくださいこの見事な白!
おそらく上高地の葉っぱの中で、一番白いと思います。
拡大してみると…。

長い毛がたくさん重なり合って、
葉っぱの表面をすっかり覆い隠しています。
こんな風に、絡み合っている毛を、
クモの巣にたとえて「クモ毛」と呼びます。
くもげ。
なんて間抜けな、かわいらしいネーミングでしょう!
なんかそれだけで、愛らしく思えてしまいます。
さて次に紹介するのは、オオバヤナギ。
今までの白さとは、ちょっと雰囲気が違います。
拡大すると…。
なんか、白いのがはがれてる…。
実はこの白さは、毛ではなくて「ろう(ワックス)」によるもの。
触っても、ふわふわ感はありません。
私は、毛が生えた葉っぱの方が好きなんですけどね…。
まあ、これは、これで。
このろうで水をはじいたり、乾燥を防いだり、
微生物から身を守ったりできるそうですよ。
強くこすったりするとはがれてしまうので、
お取り扱いは優しくお願いします。
さあ、最後になりました。
最後を飾るは、その名もずばり「ウラジロモミ」。
裏、白そうでしょ?
白い部分は、空気が出入りする「気孔」が並んだ、気孔線。
オリヅルランにも負けないきれいなツートンカラーです。
…裏なんで、なかなか目につかないですが。
その奥ゆかしさが良いです。
さて。
裏が白い葉っぱを色々ご紹介してみました。
これに限らず、隠れたところの魅力を探すって、
とっても楽しい作業です。
ぜひ皆さんも、身近な葉っぱを裏返してみてください。
何か自分だけの発見があるかもしれませんよ。
さくら
|2009年10月08日 08:21
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先月は岳さんのコケ物語に感激しましたが、今回の葉っぱの裏側物語も興味津津、星空をガイドしていただいたさくらさんの姿を思い浮かべながらリポートを読ませていただきました。
ogatyu | 2009年10月08日 11:46葉脈につづき、葉裏の白。なんて魅力的(笑)葉っぱって外敵から身を守るため、すごい能力を兼ね備えているんですね。こんなことを知ってしまったら散歩の時間がいくらあっても足りなくなっちゃいますね。
ゆきこ | 2009年10月08日 22:30ogatyu様
コメントありがとうございます。
コメント読んで驚きました。
星見会にご参加いただいていたのですね!
お花や動物と違い、長期間にわたって確実に、
どこでも見られるというのが
葉っぱのいいところですよね。
ぜひぜひお近くの葉っぱ観察、してみてください。
ゆきこ様
コメントありがとうございます。
葉っぱって、じっくり見れば見るほど
何かしらの魅力を見せてくれるんですよね。
以前おすすめいただいた「木の葉の美術館」、
ついに買いましたよ~。
思わず目を奪われる綺麗な絵の数々…
私も葉っぱの絵を描きたくなりました。



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