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リレーコラム日々是好日

早起きは三文の徳と言いますし。

…土日の銀座ですか。

人混みを歩くのが苦手な私には

とても行けない場所のひとつです。

土日の河童橋でさえ、できれば渡りたくないのに。

 

さて、上高地を全開で楽しむ方法でしたね。

まあ楽しみ方はいろいろあるけど、やっぱり何と言っても

「早起きをする」ってことでしょうか。

 

早朝は、いいですよ。

人は少ないし、朝日はきれいだし、

空気は清々しいし、靄とか露とか霜とかも見られるし。

一日を始める前に早朝のお散歩をすると、

とっても気分が良いです。

私が上高地最新情報に載せている写真も、

朝撮ったものがけっこう多いんです。

 

でも、この季節になると、ちょっと事情が変わってきます。

…なかなか日が出でこないんですよ。

写真を撮ろうにも、どうにも暗くてよろしくない。

景色も寒々しい。っていうか寒い。

かといって、日が出るのを待ってから散歩をすると

確実に2時間は仕事に遅れます。

そんなわけで10月くらいになってくると、

ついつい出不精になってしまうのです、が。

 

私は最近、とっても素敵な遊びを見つけたのです。

それが、「星が消えるのを見る」。

日の出が遅いのを逆手に取って、

暗い明け方を楽しんじゃおう!というわけです。

 

まずは、考えうる限りの厚着をします。

特に、手先と足先を重点的に。

もこもこに着ぶくれても大丈夫。

人にはほとんど会いませんから。

そして、空が見える場所で寝転ぶ。

ベンチにしろ地面にしろ、かなり冷え冷えなので

敷物も忘れずに小脇に抱えて行きます。

あとはひたすら、空を見るだけ!

 

この時期、4時半頃だとまだまだ夜です。

夜9時頃に見るような星とはまた違う星たちが見えて

ちょっと新鮮な気持ちになれます。

見ているうちに、東の方の空が白み始めて、

気が付くと細かい星が見えなくなっていて、

北斗七星なんかの明るい星座だけが残っていて、

ああ、東京で見る星空ってこんな感じだな~

なんて思いながら見続けていると、

そのうち空全体が薄藍色になって、星が消えます。

 

全部の星が見えなくなったら、

あとは寒さと眠気と相談しながら、夜明けの空の鑑賞。

山の稜線と東の空がほんのり橙色に染まり始めて

空の藍色と混ざって紫色になって。

山に朝日が当たり始める頃になると、

東の空の橙色がだんだん黄色に変わっていって、

あたりの空気が一気に朝へと向かいます。

稜線がほんのり橙

陽が当たり始めた

この頃になると、写真を撮れるくらいの明るさになるので

カメラを持った人たちが行きかうようになります。

…上高地に来る人は、みんな早起きです。

 

夜が明けきったら、部屋に帰ってちょっと二度寝をして、

一日の始まり、始まり。

この二度寝が、またとっても気持ちいいんですよね~。

素敵でしょ?

 

街に戻ると、途端に早起きのモチベーションが

消えてしまうのですけど。

街の夜明けも、それはそれできれいなんですけどね。

下山が近づいて、この星空ももうじき見納めかぁ。

なんて思うと、ちょっとさびしくもありますね。

 

というわけで…上高地のシーズンも

終わりに近づいて参りました。

5月に始まったこの日々是好日のコーナーも

いよいよ次回で今シーズンの最終回。

最後のお題は、花子さんに。

「閉山にまつわるエピソード」、よろしく。

 

さくら

|2009年10月28日 11:23

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