大暑 上高地に寝る ~第3回 閃光の夜に~2009年07月23日 (木)
不定期連載と言いつつ順調に3回目を迎えた
この”上高地に寝る”。
今回は更に標高をあげて
南岳小屋のキャンプ場に寝てきました。
それは良く晴れた7月の半ば
私はルンルンで南岳に出かけました。
明神、徳沢、横尾とムダに平らな所を
足早に抜けます。
鼻唄まじりでスキップで。
一の俣、二の俣、槍沢ロッヂと徐々に
登りになってきます。
そして、更に槍見、ババ平、大曲と
どんどん、どんどん登って行きます。

花々を愛でつつも下界がどんどん遠くなってきます。
天狗原分岐にさしかかりました。
まだまだ雪のある、この時期。
雪渓を横切らねばなりませんでした。
落ちても死なないけど、横切る(トラバースするって言ったりします)のは
少し怖くて。
そんな雪渓を横切ったら、意外なご褒美が!!
ライチョウ親子に遭遇です。
びっくりさせてしまったらしく、一時的に一家離散の憂き目に
あわせてしまいました。
母ライチョウは、おっさんみたいな「ごぁ~ぐぅ~ごぁ~ぐぅ~」という
私だったら母親にそんな声で呼ばれたくないなって声で
子ライチョウ達を呼び寄せていました。
ゴメンネ、ライチョウ。
謝罪の心でいっぱいになりながら
一所懸命に雪渓を登ります、ツボ足で。
ぜーぜー言いながら、とんがりコーンのような槍ヶ岳を眺め
這う這うの体で稜線に這い上がりました。
やはりぜーぜーで山を眺めてたら今日の幕営地
南岳・キャンプ場に着きました。
例によってまたキャンプサイト独り占め♪
今回も山なので「マイハウス3号」をチョイス。
手続きを済ませ、テントを設営したら雲行きがどんどん怪しくなり
あっという間に真っ白に・・・・
一抹の不安を胸に食事を終えシュラフを広げたのです。
その不安は不運にも見事に的中し、雨がテントを叩く音がしだし
風がフレームをひしゃぎだしました。
しかし・・・・
それは恐怖の夜の序章に過ぎなかったのです。
絶え間なくテントを叩き続ける風雨の音でやはり眠れずに
悶々としていた深夜2時。
突如、目の前が明るくなり何事?と思う間もなく
「ズガガガァァーーーン」
という爆音、轟音、破裂音とも言える
とにかく形容しがたい、そら恐ろしい音がしたわけです。
雷か・・・一応クールにあしらってみようとしたけれど
そこは根っからのヘタレ。
全くクールではおられず、とにかく目をつむって
カタカタ震えながらシュラフをさらに深くかぶり
ミノムシよろしく小さく縮こまってやり過ごそうとしたのでした。
でも、そんなんじゃ甘いのですね。
雷は目をつむっても瞼の裏側で光るんです、いやホントに。
空気まで震えるし。
本当に泣きそうになり
今回の山行を計画した自分を呪い
これまでの人生の様々な悪行を悔い改め
こんな時にしかお祈りしない神様にお祈りし
何故かいろんな物に「ごめんなさい」と思いつつ
ただ、ただ、雷の恐怖に怯えリアルに一睡もせずに
夜をあかしたのでした。
翌朝、4時にサッポロ一番塩ラーメンを食べ
ちょっと弱まった雨の中、テントを撤収し
こっただ恐ろしかトコからははよ帰らねばならんばい。
とよくわからない方言を口走りながら尻尾をまいて
南岳小屋をあとにしたのでした。
雷に負けた男、下山す。
うくく。怖かった。
皆さん、キャンプをする時は天気を選んだ方がいいですよ。
山の雷は洒落にならないくらいに怖いですから。
岳でした。
|2009年07月23日 07:50
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はじめまして。
無事下山できてよかったですね。
私は稜線で雷の音を聞いただけでパニックします。
ましてや雷雨の中でキャンプは考えられません(^^;
海月くん
去年までは晴れ男だったのですよ、私も。しかし、去年のいつ頃からか体質変化してしまい、今やすっかり雨男です。
今週に奥穂に行きますが晴れてくれるのやら・・・
すぽさん
はじめまして、ガクです。私もパニックになるでしょうね、雷にやられたら。ただ、もう逃げられないってなると・・・
やっぱりキャンプする時は気を付けましょう(笑)
ガク | 2009年07月25日 08:49







