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茶のみばなし

我が『フム論』は二番煎じであった・・・

 

アズマヒキガエルの口元

”フム”を撮る

先日、道端でお会いしたアズマヒキガエルさん。

どアップでポートレートを撮らせて頂いた。

狙うはこの口元。

なにやら「フム」と言っているような口元なので

私はこれを動物の「フム」と名付ける事にした。

春先に突然、何がきっかけだったのか憶えてい無いのだが

動物の可愛さのキモはこの「フム」であるという事に

気付いたのである。

以来、事あるごとに(まぁ、写真がおもだが・・・)

動物を見る度に「フム」を確認した。

そして、自信が確信に変わったのである。

私の持論・「フム論」は正しいと。

いかなる動物もこの「フム」が極まっておれば

哺乳類だろうが爬虫類だろうが両生類だろうが

全て可愛いくみえるのではないだろうか?

いや、断固可愛いのである。

うちの犬ですみません・・・

犬のフムも可愛い

恐る恐るNPGに「フム論」を話してみたところ

皆から同意を得ることができたので

五千尺ホテルのスタッフの数名にも持論を展開してみた。

やはり好感触。

私は何かすごい事に気付いたのではないだろうか。

そんな高揚感とも不安感も言えない不思議な気持ちを

胸に抱きながら、時間があったら冷静に文章にまとめてみようと

思っていたのである。

 

ところが、だ。

昨日、雑誌をパラパラめくっていたら、

あるページで目が釘付けになったのである。

それはある写真集の紹介だった。

「動物ω写真」

動物の口元だけを集めた写真集だった。

まさしく「フム」を集めたものだ。

私はショックだった。

「フム」のパイオニアだと思っていたからだ。

私以外に「フム」に気付いた人間がいたとは!!

すでに「フム論」は二番煎じだったのだ。

自信満々に「フム論」を語っていた自分が恥ずかしい。

穴があったら入りたい。

私は貝になりたい。

嗚呼・・・

 

でも、だ。

こんな言葉がある↓

 

『たとえば目指す場所に

誰かの足跡があったとしても

自分の足で道を探すこと

そのことにワクワクしたい』

(井上雄彦)

 

国民的漫画・スラムダンクの作者の言葉である。

確かに私の目指す場所には足跡があった。

しかし、今回の「フム論」に至るまで

私はワクワクしたのである。

これは新しい事を発見できたと。

それが大事なんですね、井上さん。

「フム論」を経て私は一つ大人の階段を登ったのである。

少しほろ苦いのですが・・・

 

岳でした。

|2009年09月28日 08:55

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